それでは、今回も私の社会人としての経験から得た教訓として、仕事論・人生論の続きを語っていきます。
今回はどんな話なの?
今回のキーワードは「自分の機嫌は自分で取る」です。
なんか最近、よく見かける言葉だね。
これまでの日本人にはあまりなかった概念で、海外では当たり前の考え方だそうですよ。
何だか時代を感じるねえ。
昔に比べればモラハラ/パワハラへの配慮が叫ばれるようになってきましたよね。
学校でも社会でも、生活していたら色々と思うところはありますよね。理不尽なことにもいっぱい遭遇します。
私なんかは学生時代にも結構問題児な部分があり、学業以外の部分では結構先生を困らせていた方じゃないかなと思います。
…まあなんていうか、そういう環境だったんですよ。
肩ひじ張って、「ナメてんじゃねえぞ!」なポーズを取っていないと、すぐに軽んじられて嫌がらせを食らってしまう…みたいな。
…そうして、そういう感覚のままで社会に出て、大失敗をしてしまうという、ね…。
ハッキリ言いますと、感情に囚われた行動は決して良い結果をもたらしません。
怒りを覚えること自体は悪ではなく、その怒りをどう表現するのかが大事、ということです。
というわけで、結論はこちらになります。
- 不機嫌で相手をコントロールしてはいけない
- 「怒り」とは衝動的で長続きしない感情である
- 怒りは二次的感情である
- 感情的になった自分を俯瞰してみる
- ポジティブは笑顔から生まれる
それぞれ解説していきます。
不機嫌で相手をコントロールしてはいけない
「不機嫌で相手をコントロールする」とはどういうことか?
自分が怒ったりイラっとしたときに、相手を無視したりムスッとした態度を見せつけて、
相手に「私、何か悪いことをしたのかな…(ハラハラ)」
と気を遣わせることです。
これね…私も昔やってたことあるんですよ。
お恥ずかしい…。
最悪ですよね。「私の機嫌を損ねることをしたあなたが悪い!」って拗ねてるようなもんですね。
そうして、周囲の人間に、自分の精神的ケアをするように押し付けているんです。
一種の精神的支配、モラハラと言えます。
こういう事をしてくる人を、恋人や友人に選んではいけませんよ。(本当お恥ずかしい…)
本来、自分の感情の処理は自分自身でするものです。
相手に直して欲しい部分があるのなら、モラハラではなく違うアプローチが必要です。
それは、感情的ではなく、理性的に相手に伝えることです。
また、逆に相手が勝手に拗ねたような態度で不機嫌を見せつけてきても、それに振り回されてはいけません。相手の不機嫌は、相手自身の心の問題です。
動じない態度で理性的に対応することが肝要です。
そうして、不機嫌で私をコントロールすることはできないと、相手に示すのです。
「怒り」とは衝動的で長続きしない感情である
「アンガーマネジメント」という言葉も、最近よく出てくるようになってきた気がします。
アンガー(怒り)を上手にコントロールして、付き合っていくのですね。
よく、「怒り」とは衝動的で長続きしない感情であると、言われています。
だから、怒りの感情でいっぱいになってしまった/なりそう、という時には、
- 深呼吸する
- 瞑想する
- 違うことを考える
- 違うことをする
これらが効果的であると、言われています。
だいたい、怒りに囚われた状態のままで起こす行動というのは、良い結果にはなりません。
いったん問題となる場所から離れて、違うことをして気分転換してみると、冷静になってちょうどいい対応が出来るようになったりします。
また、ゆったりと深呼吸をしたり、瞑想…何も無いところを見つめて数分間思考をぼんやりとさせることも有効だと言われています。
怒りは二次的感情である
怒りとは、二次的感情であると、言われています。
元となる一次的感情があり、その影響で怒りが発生している、ということですね。
怒りの元となる感情としては、不安や恐怖・悲しさや辛さ、等が挙げられます。
『元となる感情』を意識することで、「自分は何故怒っているのか」を自覚することが出来ます。
「自分は何故怒っているのか」を相手に冷静に説明することが出来れば、解決法にたどり着きやすくなるでしょう。
感情的になった自分を俯瞰してみる
怒りに囚われかけている自分冷静に分析するためには、『自分自身を俯瞰して見てみる』というのが有効な方法と言われています。
自分の存在を俯瞰して…つまり、天井から眺めているかのように、上から見下ろしてみるイメージです。
例えば、怒りの感情に囚われた自分のことを「あ、今、怒りで自分を見失ってきてるな…」と、心のどこかで冷静に分析している「天井から見つめるもう一人の自分がいる」というイメージをします。
そうやって一息ついて、深呼吸をしてみると、瞬間的な怒りは過ぎ去って冷静になってくることが多いと思います。
ポジティブは笑顔から生まれる
怒りが過ぎ去って冷静になってみると、感情的に相手を言い合いになってしまうことは、お互いに何のメリットもない行為であることに気が付けるのではないでしょうか。
自分と相手と、どちらが正しいのだとしても、怒りをぶつけあっては決して納得のいく結末には至れません。言っていることがどんなに正しくても、反感だけが心に残ることでしょう。
お互いに主張を伝え合う時には冷静に、出来れば笑顔のある穏やかな雰囲気で伝えることが出来るのが理想です。
最初はたとえ作り笑いでも笑顔を作っていると、不思議なもので、本当に楽しい、嬉しいといったポジティブな気持ちがわいてくることが多いです。
口角上げていくの、大事!
『自分の機嫌は自分で取る』のまとめ
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今回の記事のまとめはこちらになります。
- 不機嫌で相手をコントロールしてはいけない
→自分の感情コントロールの責任は自分 - 「怒り」とは衝動的で長続きしない感情である
→気分転換や瞑想をすることで怒りから気を逸らすことが出来る - 怒りは二次的感情である
→怒りには、その元となる感情があり、「自分は何故怒っているのか」を自覚することが出来る。すると、相手にそれを説明することが出来るようになる - 感情的になった自分を俯瞰してみる
→「あ、私は今怒っているな」と俯瞰的に分析できると、瞬間的な怒りの感情をやり過ごすことが出来る - ポジティブは笑顔から生まれる
→作り笑いからもポジティブな感情を生むことが出来る。まずは笑顔を作ってみよう
自分の機嫌をコントロール出来ない人間とは、お互い傷つけあわないように距離を取り合うしか対処できなくなってしまいます。
逆に、怒りや苛立ちの感情と上手に付き合い、自分の機嫌コントロールできるようになると、確実に他人と関わりやすくなります。
それは、相手と信頼関係を築く上での下地となることでしょう。
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