今回は、「健康」カテゴリの続き。その中でも「ダイエット」についてもう少し語ってみるよ。
前回はダイエット反対派、という話をしてたっけ。
うん。「ダイエット」ではなく、「食生活をどう修正するか」という考え方が良いのではと思います。食生活は一生続くからね。
ダイエット、という言葉のイメージからもう誤解を与えちゃってる気がするね。
そうそう。一度ダイエット成功したらもう終わりでいいや~なイメージが刷り込まれてる感じ。
今回は、前回の記事の続きというか「ダイエット」に焦点を当ててもう少し語ってみようと思います。
前回記事はこちら↓
あ、細かい食事療法の内容について解説するつもりはありません。
ちょっと検索してみれば、もっと詳しい情報はいくらでも出てきますし、今回は「ダイエットに取り組む時の考え方」について語りたいと思うのです。
美味しいものは健康に悪い?
よく言われている言葉がありますね。「美味しいものは健康に悪い」と。
…果たして本当にそうなのでしょうか?
私は幼稚園~小学生くらいの小さい頃、「ケーキとは美味しいもの!」というイメージが染みついていました。そりゃもう、毎日朝が来て昼が来て夜が来るのと同じくらい当然に。
そんなイメージに引っ張られて、
「たまにはケーキ食べたいね!」「ケーキあるの?やったー!」という気持ちになっていました。
でもね…。小学生のある日気付いてしまったのですよ。
「あれ?あんなに楽しみにしてたケーキなのに…思ったより、美味しくないかも?」
「私の求める『美味しいもの』ってこれだったのかな?」
…ってね。
まあ小さな子供の考えることですからね…。今なら、「ケーキにもピンキリがあるし、何を美味しいと感じるかも千差万別」であることもよく理解できます。
成長したり、年を取ったりすることで味覚が変化していくことも良く実感できました。
当時の経験で思ったことは、「言葉の持つイメージは思った以上に大きい」ということです。
健康に良い食べ物は総じてあんまり美味しくないもの、と思われがちですね。
でも先入観を払って食べてみると、味わい深くて美味しいものも色々とあるもんだと、これまでの経験で思いましたね。
あとね。味覚って、食生活で結構マヒしますよ。
私は糖尿病予備軍になってきたなーと意識し始めてから、料理に砂糖入れるのも控えるようになりましたし、おやつを作る時にも砂糖から甘味料1への置き換えをし、さらに量を減らしたりしていました。
そうやって生活していて、たまに市販品を食べてみると、差がわかるんですよ。
「うわっ、なにこれ甘っ!!」…と。
濃い味付けに慣れきった方が、病院食を食べてマズイと感じるのと似たような感覚かもしれませんね。
そういう方も、一度薄い味付けに慣れてみると、元の味を食べた時に濃くてびっくりしたりするそうです。
私は以前、勤務先の勉強会として病院食の試食会があり、一般食と糖尿病食(1600kcal/日くらい)を試食したことがありますが、どちらも違和感なく食べることが出来ましたね。
なんだか随分と話が逸れた気がしますが、食生活を修正する中で、美味しいものを諦める必要は無いのではと思いますね。
好きなものばかりでは栄養バランスを崩してしまいますが、「たまの楽しみ」として取っておくのも良い方法なんじゃないかなと思うのです。
ダイエット=「食べないこと」…ではない!
もう一つ、先入観が強い言葉がありますね。「ダイエット」。
この言葉により、「一時的に食事を変えて体重が落ちれば、また元通りに好きなものが食べれる」とか「ダイエットだから絶対に食べない!」とか、かえって身体によくない行動が世間に蔓延しているような気がします。
好きな食べ物は「一生禁止」ではなく、「たまの楽しみにする」という考え方をおススメしたいと思います。
もちろん、何を好きなのかにもよりますけどね。
お肉とかケーキなら、量を考える必要がありますし。
もしかしたらひじきの煮物が好きな方もいらっしゃるかもしれませんね。
でも、これだけは誰が見ても身体に悪い!と言われている食べ物があります。
それは…ポテトチップスですね。
これは本当に量と頻度を考えた方が良いです。
ジャガイモの炭水化物+揚げ物の油でダブルパンチを食らってしまいます。
また、炭水化物を高温で揚げることで有害な「アクリルアミド」という成分が生成されると言われています。
私も永遠に禁止と言われると悲しい気持ちになってしまいますが、たまーに、少しだけ!という考え方で買うようにしています。
ダイエット(というか食事療法)は、「何を食べないか」よりも「何を食べるか」の方を先に考えた方が良いと、私は思っています。
食べないことが良い、のではなく、何を食べるか意識して選択することが大事。だと思うのです。
あれもダメこれもダメ…ではなく、「サラダにはきのことナッツを乗せよう」とか、「野菜を増やすためにスープを作ろう。乾燥わかめも加えよう」とか。「好きなお肉は量を抑えたけど美味しくジューシーに焼けたよ!」とか。
何しろ、食事は毎日の楽しみですからね。楽しく美味しく続けていきたいものです。
私が過食未満?を脱出したきっかけ
20代の真っ盛りの時に、何度かダイエットに挑んでは失敗…を繰り返していた時期があります。
そうなってくると、「何かを食べようとする時」に毎回罪悪感が発生してくるんですよね。
徐々に精神的に追い詰められてきていたんだと思います。
それでも食べたい欲求に負けて食べて…また罪悪感…。そしてまた我慢…。
ちょっとヘルシーっぽいおやつを見つけると、あっという間に一袋食べてしまう…。
体重計に乗るたびに「今はちょっと体重が増える時期なだけだから…」とかなんとか自分に言い訳してみたり。
そうこうしているうちに、「毎日毎日食べ物のことばかり考えているのはおかしい!絶対によくない!」と思うようになりました。
それでもダイエットしたい気持ちから抜け出すことはなかなかできず。
そんな時に、ある趣味に出会うことになりました。
ペンタブレットによるイラスト描きです。
当時、「お絵かき掲示板」なるものがネット上で流行していて、当時好きだったジャンルのキャラクターイラストを描くことにハマっていったんですよね。
一度夢中になると、食事も(たまに寝ることもw)忘れて描き続けている時もありました。
するとあら不思議、食べ物についてあれだけ思い悩んでいたのが、どうでも良くなってきたのです。
ダイエットのことばかり考えている時期は、食事と食事の間の時間が本当に苦痛でした。
「まだ食事の時間じゃない、我慢しないと…」とね。
でも、夢中になれるものがあると、そういう時間はあっという間に過ぎていくんです。
なにより、好きなことをして過ごしている方が絶対に楽しい!
お絵かきに夢中になっていると、「お腹がすいたな…」という感覚もよくわかるようになってきました。
それまでは、食べ物のことばかり考えていて、空腹じゃなくてもつい何かを口にしてしまうことが多かったのです。
食生活にメリハリがつくようになり、ダイエットのことを考えなくなると、精神的にも身体的にも健康さを取り戻すことが出来たような気がします。
そうして、一つの結論に至ったのです。「ダイエット、と考えれば考えるほどよくない!」と。
結果、20代はそれほど体重に変化がなく過ごすこととなりました。
(精神的には上記のような色々がありましたが)
見た目は普通~ちょいポチャくらいでしょうか。でもBMIは標準値でしたね。
「ダイエットに対する心構えについて。」のまとめ
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今回の記事のまとめはこちらになります。
- 美味しいものは健康に悪い?
→言葉のイメージによる影響は大きい
→それまでの食生活による影響も大きい
→意識すれば味覚の好みも修正していける - ダイエット=「食べないこと」…ではない!
→好きだけど身体に悪いものはたまのお楽しみに
→食べないかではなく、「何を食べるか」
→食事は一生続くもの。美味しく楽しく続けよう - 私が過食未満?を脱出したきっかけ
→ダイエットを意識しているから食べ物のことばかり考えてしまう
→好きなこと、夢中になれるものを見つけよう
私は元々食べることが大好きで、だからこそ、食事と健康との狭間で思い悩む時期もいろいろとありました。
健康のために制限されることがあっても、それでもやっぱり、皆様には食事を楽しんでほしいですね。
皆様が思い悩むことなく、楽しく食生活を過ごしていけるように願ってやみません。
- 甘味料使用の是非については当ブログからは言及を避けます。甘味料長期使用による影響というのは、まだまだ分かっていない部分が多いからです。 ↩︎
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